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【日程】2004年10月24日(日)
【場所】丹沢
大倉・山岳スポーツセンター(初級)
モミソ・懸垂岩(中級)
岩場、沢場において、自らが、あるいはパートナーが負傷したらどうすればいいでしょうか?今回の講習会では、遭対部、教育部のスタッフが、アルパイン山行中のトラブルを想定して、それに対する対処方法を参加者に懇切丁寧にレクチャーしました。
◆岩場のセルフレスキュー講習会に参加して◆
初級 古尾谷一宏
この夏に前穂の北尾根に登った。岩トレや室内クライミングで登攀、確保の練習は自分なりに身に付けられていると思って参加し、無事登ることも出来きた。しかし、登っているときふと思ったことがある。それは「相方が本当に滑落などで動けなくなったらどうしたらいいのだろう?」ということ。正直、その時は何も分かっていなかった。今回、この講習会でその辺りのことを少しでも学びたいと思い参加しました。
講習はまず午前中にロープワークの確認から始まった。講師は馬渕講師。セルフレスキューにおいてはメインザイルにかかるテンションを他の場所へ逃がすことが良く行われるようで、プルージックノットなど摩擦を利用したザイルワークを片手で出来るようにとの指導をうけました。私は最近、岩登りから離れていることもあってなかなかスムーズな動きができず苦笑い。それ以外にも木にメインザイルを巻きつけての支点の作り方を学ぶ。ここでやったザイルを巻きつけるだけの方法などとても有効だと思う。
私たちのグループは比較的基本の出来ているグループだったので、先に次の講習場所である沢筋に下った。沢にはチロリアンブリッジがかかっている。まずは小さな岩壁にザイルをかけて人を背負い上げるやり方を学ぶ。ザックを使った背負い方、スリングのみでの背負い方などがあるが、どれも動けない人を背負うことを考えるとなかなか安定させるのが難しいと感じた。安定させるには、時間をかけてでもスリングなどを駆使して安定させた方が良さそうだ。実際に背負って登るには、プーリーにザイルをかけ引き上げながら登るが、傾斜のある斜面では引くタイミングと登るペースが合わないときついし、最低3人ぐらいの人がいないと難しいと思った。また、1人で引き上げるやり方も見せてもらったが、正直かなり力が必要そうで、今の自分ではとても無理だ。
昼食の後、エイト環にザイルが絡まって動かなくなったときの自己脱出を練習しているときに、他の班と合流。林道まで背負い上げてみようということになり、交代で背負いあげた。自分は背負われる役だったが、衝撃を怪我人に与えないようにするにはかなりゆっくりと上げないといけないだろう。支点のセットなどを何度もしなければいけないので2次遭難の危険も大きそうで、慎重さが必要だ。林道まで上がったら、ツェルトで担架を作って運ぶのだが、この担架はなかなか運びやすく、作り方も簡単で使えると思う。
最後にチロリアンブリッジを渡ってみる。張る場所が低かったのか体重のある人では水面ぎりぎりだった。意外と腕の力が必要だが、遊園地のアトラクションのようで面白い。両岸に人がいないと設置できないのでその辺が実用する際には頭を使うところかと思う。
と、一連の救助技術を学んだが、実際にはその状況状況に応じて臨機応変さが大切だと思う。その意味で普段あまり使うことの無いザイルの結び方や、道具の使用法などを知っておくべきだと感じたし、それを素早くできる慣れも必要だと思った。とにかく、人を1人持ち上げるのがとても大変だということだけでも山行の計画などに役立ちそう。講師の皆さんありがとうございました。
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