●●● 鳥海山・遭難事件・報告会 ●●● 【日程】2003年8月4日(月) 【場所】県連事務所(横浜市・西神奈川) 【報告者】 【報告者】 ・やま++(やまぷらぷら)山行管理者 ・遭難者 やま++会員39才男性 保険口数10口 ・8月2日(土) 6:30 月川ダム発 〜 三ノ俣コース月山森手前で 濃霧のためルートを見失い、彷徨したが体力を消耗してビバーク。 (※ 昭文社登山地図では波線のマイナールート) ・8月3日(日) 6:29 自力下山不可能と判断して、携帯電話で警察に連絡 7:15 現地警察から、やま++山行管理委員へ連絡 7:30 柴田氏から、現地警察へ救助要請。 11:00 やま++代表者に連絡 13:50 警察と遭難者が電話で連絡。 ヘリの音が聞こえる。ただし天候は濃霧 14:30 県連救助隊の大河内氏に連絡 19:40 捜索打ち切り ・8月4日(月) 6:55 救助隊連絡→ 来られる方は県連事務所に来てください。 7:37 県連第一次救助隊、羽田発秋田空港行きで現地へ向かう 10:07 遭難者、現地救助隊と合流して下山予定。 13:42 遭難者と救助隊、滝の小屋駐車場に自力下山完了。比較的元気。 ●遭難者発見の手法 ・遭難場所に検討をつけて、その周辺で笛を鳴らして、反応を待った。 (あらかじめ事前に電話で連絡を入れていた) ●遭難の要因 ・なだらかな地形で、尾根や谷などの地形的な特徴が無い。 ・マイナールートでヤブが非常に深く道を識別できなかった。  (この付近のヤブは背丈3m近くある!) ・天候が悪く、ガスで視界が効かなかった。 ・事前のルートの調査が不十分だった。 ・昭文社の「山と高原地図」では波線のルートがあり、「道があるもの」と  思いこんでしまった。 ●無事下山できたことの要因 ・下手に動かず、じっくり救助を待ったこと ・携帯電話を持参していたこと (電池の消耗を防ぐために、時間を決めて警察を連絡を取り合った) ・「笛」を持参していたこと ●ヘリが来たときに発見されやすくする方法 ・ツェルトを広げる ・ライトを点滅させる ●サバイバルのポイント ・食料より、水が無くて苦労した。  遭対協からの指示→ 自分の尿を飲むように! ・河原宿小屋の主人から「沢には絶対に下るな!」という指示があった。 ●緊急時の遭対保険の借用先 →遭対保険担当、押本さま連絡先:090-8744-9306 ●第一次隊員準備 ・無線×3、救急パック×3、労山腕章、労山旗、説明用のマジック、模造紙など ●第一次隊員行動 ・羽田 → 秋田空港 →(バス)→ 秋田駅 ・救助の見通しが立ったとの報が海輪氏より入る ・完全解決するまでは、行動すべきとの中山氏の助言で現地(遊佐町役場)入りする。 ・計画書通りの鈴木小屋からのルートを行こうとしたが、現地警察に止められる  部外者にとっては難しいルートで、2次遭難の危険がある。  → 滝の小屋から河原宿を目指す。 ●チェックポイント ・飛行機の搭乗手続きは、まとめてよりは各自で済ませた方が迅速に済んだか? ・搭乗の手荷物検査が厳しいので、ハサミやナイフはチェックされるので、  機内に持ち込まず、別パックにすべき。 ●救助活動に参加した人の一覧 <横浜本部> ・村松さん(県連常任理事/救助隊員) ・渡辺さん(県連常任理事/救助隊員) ・押元さん(県連常任理事) ・磯部さん(県連常任理事) ・やま++山行管理者 ・入来田さん(県連常任理事/救助隊長) ・中山さん(県連理事長/救助隊員) ・後藤さん(県連常任理事/救助隊員) ・遭対部員4名 ・救助隊員3名 ・加盟会会員2名 <第一次隊員> ・大河内さん(県連常任理事/遭対部長) ・救助隊員4名 ■以上■