<<< 神奈川県勤労者山岳連盟・臨時遭難対策部会 >>> <<<さがみ山友会での事故増大に対する分析と再発防止のための意見交換会>>> 【日時】6月26日(火)19:30〜 【場所】横浜高島町・県連本部 【参加】中山(みずなら)、村松 <遭対部より> 関谷(白嶺岳和)、田村(相模労山)、鳥越(小田原ナーゲル) <さがみ山友会より> 代表:松田、サブリーダー:佐藤 ●さがみ山友会の状況 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・会員総勢26名(例会への出席:15〜20名ほど) ・机上学習を毎例会で実施中 ●事故報告 ~~~~~~~~~~~~ <<<主要な報告>>> ・谷川岳石楠花尾根(テント設営時に滑落) ・谷川岳天神尾根(雪の少ない時に滑落停止訓練中におしりを裂傷) ・八ヶ岳中岳沢雪崩事故(表層雪崩に巻き込まれ300m流される) <<<その他の報告>>> 1996.11.30 阿弥陀北西稜事故 〜 2001.04.02丹沢源次郎沢事故まで 4年間で14件の事故報告がされている <<<備考>>> ・沢で手の創傷が多い。 ・必ずしも難易度の高い場所で事故が発生しているとは限らない  慣れ、気のゆるみ、判断ミスなどが見られる。 ・同じタイプの事故が繰り返される傾向にある。 ●原因の分析 ~~~~~~~~~~~~~ <冬季> ・八ヶ岳中岳沢は雪崩の危険地帯として知られており、  情報収集の不足が見られる。リーダーの判断不足もあり。 ・ツェルト、ストーブなど、基本装備の不足。 <沢> ・虫のため夜眠れず、睡眠不足。翌日の集中力低下。 ・ザイルを出すのを面倒がる。 <共通> ・判断力と技術力のギャップ。 ・登攀にのみ集中して、危険に対する認識が不足している。 ・登山経験年数があるベテランだとしても、特殊な状況の知識  (雪崩・レスキューなど)は不足している。 ●対策 ~~~~~~~~~ <冬季> ・ツェルト、ストーブは必携。 ・ゾンデ棒、スコップ、ビーコンなどは個人の必携装備とすべき <沢> ・危険個所ではザイルを積極的に使う。(迷ったら出す) ・虫の多い山域では虫除け剤を用意すべき。 ・沢手袋を装着して手の怪我に対応する。 <共通> ・会外の講習会などに積極的に参加して技術力アップをはかる。 ・山行検討会の実施。 → 合宿、集中登山について、計画の妥当性を協議する。 (※遭対部より) →合宿、集中にかぎらず、通常山行についても協議して欲しい ・例会での山行検討の充実化 → 計画を発表するだけではなく、その妥当性を検討する。 ・山行ガイドラインの作成&活用 → 山行の難易度とパーティの実力を定量的に把握する。 ・山行中のパーティの連携強化 → 勝手に先に行かずに、お互いをサポートする。 → 山行中にリーダーは危険個所などをメンバーに話す。 ・技術的な指摘を積極的にする → 相手がベテランでも疑問に感じたら積極的に指摘する。 ■ 以 上 ■