●救助隊トレーニング●

【日程】2004年9月4日(土)
【場所】横浜市・神奈川地区センター
【参加】各会から約25名ほどが参加

<<< トレーニング内容 >>>

■1.ロープレスキューの理論講習

◆1.力学
(1-1) 垂直加重と張力について
(1-2) ロープの種類と適切な加重について

◆2.ロープの種類について
(2-1) スタティックロープとダイナミックロープの特性の違いと取扱の注意点

※→ ダイナミックロープは伸びるので墜落加重を吸収してくれる。対して、スタティックロープはほとんど伸びないので、加重がダイレクトに支点に加わるため、絶対にクライミングでは使用してはならない。

◆3.レスキュー機材について、商品名(用途)

(3-1) レスキューエイト(チロリアン用メインアンカー)
(3-2) ストップ(チロリアンメインアンカー/制動器)
(3-3) レスキューセンダー(制動器つきストッパー)
(3-4) レスキュープーリー(チロリアン/引き上げシステム)
(3-5) アッセンダー(登高器/ストッパー)
(3-6) スケッドストレッチャー(担架)

◆4.ロープ結束の基礎

(4-1) ロープ収納・点検
(4-2) エイトノット
(4-3) ムンターヒッチ(半マスト)
(4-4) ストッパーノット
(4-5) バタフライノット
(4-6) ラビットノット


■2.室内におけるトレーニング

◆1.負傷者の梱包

(1-1) 負傷者の反応の確認(必要なら人工呼吸、心肺蘇生法など)

(1-2) 負傷部の手当(止血、骨折の副木あて、三角巾結束など)

(1-3) ブルーシート+毛布による梱包
(※ バックアップのために負傷者へはハーネスの着用が望ましい)

(1-4) カラビナ+シュリンゲを用いて、インクノットでブルーシートにシュリンゲを固定

(1-5) シュリンゲ同士をシートベンドで結束する
(1-6) メインロープを通して、搬出準備完了

◆2.引き上げ引き下ろしシステムのセット

(2-1) 支点の作成
(※→ ロープにテンションがかかってしまったときのために、ムンターやマリナーノットで開放可能な支点を作成することを忘れずに)

(2-2) アッセンダーの正しい使い方
(※→ カム部にカラビナを通すと、落下時の衝撃でロープ切断がある、必ず、下部ホールに通すこと)

(2-3) 1/2、1/3、1/4システムなどの理解と作成

◆3.ザック搬送

(3-1) ザックとストックを使用した傷病者の搬送
(3-2) Gregory社提供のレスキュー専用パックによる負傷者の搬送
(※→ 負傷者、搬送者への負担が大幅に軽減される優れ物!)

■3.屋外でのトレーニング(公園にて)

(3-1) 立木を利用したアンカー作成
→ ノーノットアンカー(木に巻き付けてエンドをカラビナで固定するだけ)によるスピーディーな支点作成。

(3-2) メインロープ+サブロープ使用によるチロリアンブリッジ
→ サブロープをフリクションノットでメインロープに結束し、1/3システムでメインロープを張り込む。支点はかならずムンターやマリナーで開放可能にしておくこと。

■4.出動シミュレーション(県連事務所にて)

(4-1) 事故モデルの設定と理解

<<<例1>>>

 丹沢・小川谷廊下にて、滝上からの転落事故。4人パーティ中1名が連絡のために下山し通報。

<現地情報1>
・負傷者は40歳台の男性。意識はあるが、全身打撲のためショック症状あり。大腿部骨折の疑い。

<現地情報2>
・現場は小滝の連続する沢の中。滝と滝の間の平地に避難。
・現地の応急処置素材は、三角巾、ガーゼ、テーピング。
・持参装備は、ツェルト、銀マット、日帰り沢装備、ロープ9mm45m×1本
・同行者は40歳台女性1名,50歳台男性1名。PM3:00の通報

(4-2) 情報収集と救助隊派遣計画の手順確認

(4-3) 事故状況に応じた、救助計画と役割分担、必要装備の選定

(4-4) 横浜本部(後方支援)、現地本部(情報統括と救助指揮)、現地派遣隊員の役割分担

(4-5) 現地救助活動の机上シミュレーション


■ 以 上 ■