●県連・救助隊訓練報告●

【日程】2002年9月7日(土)
【場所】座間市・北地区文化センター

 県連会員が万一遭難した有事の際には、県連救助隊員の協力が欠かせません。今回はその救助隊員の訓練日です。
(※なお、翌日の水無川での実技訓練は雨天のため順延となりました)

●写真右→ 約25名ほどの隊員の参加があり、関谷隊長から屋内訓練の説明を受ける。



●写真左← 基本的なロープワークの確認

 まずは救助現場でよく利用される結び方の復習です。クライミングの時に使われる結び方が基本となりますが、それ以外にもレスキュー独特の結び方などもあります。



●写真右→ 立木にボーラインで支点を作る

<復習した主な結び方>
・エイトノット
・ボーライン
・グローブヒッチ
・ムンターヒッチ(半マスト)
・シートベンド
・ラビットノット
・フリクションノット
・ミュールノット

 



●写真左← ロープのみを用いた流動分散支点

 エイトノットを2つ作り、ロープで輪を作って流動分散支点を作る方法を学習しました。
 エイトノットから輪と先端を同時に2つ作る労山方式も学びました。



●写真右→ 一人で事故者を救助する方法

 ディジーチェーンを用いて、一方を自分に、中間に確保器を、そしてもう一方の末端に事故者を固定して降ろす方法を学びました。



●写真左← ロープを2分の1にして事故者を救助

 降ろす距離は1/2になりますが、メインロープのエンドを事故者に固定すれば、さらに安全に降ろすことが可能となります。



●写真右→ 各隊員の訓練の様子

 学んだ方法を実際に体験で学習する隊員たち。
 なお、本来なら垂直な壁で加重をかけて訓練したいところでしたが、翌日の天候不順が予想されたため、沢での実地訓練は順延されてしまいました。



●写真左← 結束した確保用ロープの支点通過

 50mロープを結束して100mの距離を降ろす時など、結束部分の支点通過が問題となります。
 そのようなときは写真のようにストッパーやユマールを用いてメインロープを確保した後、確保器をもう一方のメインロープに掛け替え直します。
 このとき、ストッパーはムンターヒッチ+ミュールノットで固定しておいて、支点通過が完了したら、ミュールノットを外し、ムンターで調節しながらゆっくりとリリースします。
 一人で操作してリリースするときには、もちろん、確保器の部分はミュールノットで仮固定をしておく必要があります。



●写真右→ 1/3システムによる引き上げ

 人間は重い!しかも荷物をしょっていれば、人間一人の力ではとうて引き上げられるものではありません。
 そのような時、この1/3システムが役に立ちます。小学校の理科の時間にあった、「滑車の原理」がそれでですね。
 ユマール+滑車を使うのが摩擦が少なく理想的ですが、実際のクライミングの現場でいきなりこれを使うときには、そのようなものはたいてい持っていないので、カラビナ+フリクションノットで代用することになります。